人間関係

【2021年度版】人生において最もストレスのかかる47種類のストレスランキングとそのストレスへの10種類の対処法

皆さんにとってストレスとはなんでしょうか? 

・仕事でのこと

・生活でのこと

今回の記事では、47種類のストレスランキングと、ストレスへの対処法について解説していきます。

こんな人向け

・ストレスに悩んでいる人

・仕事に疲れた人

・ストレスをうまくコントロールしていきたい人

仕事で大きな「ストレス」を抱える現代に日本人

また生活で大きなストレスをかかったことはありませんか?

現代はストレス社会と言われ、実際に大きなストレスによっていろんな人が精神的に参ってしまったりすることが社会問題となっています。

厚生労働省による令和2年度の労働安全衛生保健調査では強いストレスを感じたことがあるという方は

令和2年度の調査では54.2%となっており、働く人の2人に1人以上の人が強いストレスを感じています。

大きなストレスを感じてる原因

  • 仕事の量
  • 仕事の失敗
  • 仕事の責任の変化

となっています。

またストレスがかなり大きいという年齢は20代から50代までと幅広く分布しており特に40代50代のストレスがこの中で一番高いです。

この理由として社会的責任や企業の中でもポジションに着くのが40代50代の人が多いためと考えられます。

ただ良い点としてこの調査の中で相談できる人の割合を聞いた場面で9割の人が相談できる人がいるとされています。<参考:労働安全衛生保健調査より>

その相談できる相手は 家族友人が78%、上司や同僚が72%となっています。

しかし残念なことに50代以上の人に取って相談できる人の割合が8割と少し減っている傾向にあります。

ストレス一番かかる世代に相談相手が少ない

それではストレス全般についてどんなストレスがあるのかまたストレスのランキングについて紹介していきたいと思います

47種類のストレスランキング

人のストレスを測定するのにライフイベント毎にストレスを割り当ていく方法が有名です。

その中でも自分な有名なものに、1968年にアメリカの二人の精神科医が発表したホームズとレイのストレス度表(Holmes &Rash score)というものが有名です。

この指標は、一番強いストレスであるを配偶者の死を100とした場合を基準

他のストレスがどの場所に値するのかということをランキングしています。

以下が人生のストレスランキングです。

 そしてこのストレスの合計がその人にどのくらいのストレスがかかってるかということを客観的に示す指標となります。

実際に研究結果では300点以上の人が2年間の間に8割もの人が2年の間に何らかの不調を訴えています。

ストレスランキング

  1. 配偶者の死 (または子どもの死):100
  2. 離婚:73
  3. 配偶者: 65
  4. 留置所での勾留:63
  5. 近親者の死:63
  6. 自分の病気や怪我:53
  7. 結婚:50
  8. 仕事を辞めさせられる :47
  9. 離婚調停:45
  10. 退職: 45
  11. 家族の健康変化:44
  12. 妊娠:40
  13. 性的トラブル:39
  14. 新しい家族メンバーの加入:39
  15. 仕事上の変化:39
  16. 家族上の変化:39
  17. 転職:39
  18. 収入の減少:38
  19. 親友の死:37
  20. 職場の配置転換:36
  21. 配偶者との喧嘩回数の増加:35
  22. 150万以上の借金:30
  23. 仕事上の責任変化:29
  24. 子どもが家を離れる:29
  25. 親戚とのトラブル:29
  26. 特別な業績:28
  27. 学校が始まる:26
  28. 生活上の変化:25
  29. 上司とのトラブル:23
  30. 仕事の条件が変わる:20
  31. 住居が変わる:20
  32. 学校が変わる:20
  33. レクリエーションの変化:19
  34. 教会活動の変化:19
  35. 社会活動の変化:18
  36. 150万以下の借金:17
  37. 睡眠習慣の変化:16
  38. 家族が団欒する回数の変化:15
  39. 食習慣の変化:15
  40. 休暇:13
  41. クリスマス、正月:12
  42. ちょっとした違法行為:11

*参考:ホルムズ&ラッシュスコアアメリカストレス学会, 精神神経学雑誌 出来事のストレス評価

このストレス指標では配偶者の死や、夫婦との別居や離婚が大きなストレスと考えらますが、昇進や結婚妊娠などもストレスの一つと考えるのがかなり意外なところです.

この合計が300点以上あると2年以内に8割の人が体に不調をきたすと言われています。

1年間の合計点数

  • 300点以上80%の人が何らかの身体の不調を生じる
  • 150-29950%の人が何らかの身体の不調を生じる
  • 150以下30%のみしか身体の不調を生じない

参考:ホルムズ&ラッシュスコアアメリカストレス学会, 精神神経学雑誌 出来事のストレス評価

そのため点数を見ながら実際に自分自身でどうすればいいのかを考える必要があります 

ストレスランキングのトップは全て夫婦間の問題?

ストレスも分離した時に社会的にはやはり仕事のストレスが問題となっていますがこの表で面白いところは特に家族のストレス夫婦の別居や離婚配偶者の子がトップになっているところです

実際にこのストレスを上手くコントロールしていく中で特に大事なのが夫婦関係を良くするということです。

仕事でのストレスを解決するのも大切ですが、実際にこの指標が表すののはストレスを感じるライフイベントが大きいとその部分だけ大きいストレスを感じるのです。

ストレスを感じるのは、仕事だけでなく生活でも起きる

ライフイベントでもストレスが起きるということを心に入れておくことだけでも実際にストレスへの対処法ができます。

ストレスは一時的なものではなく、小さなものの積み重ねです。

ストレスの10種類の対処法とは?

ストレスについて理解する

ストレスについてより理解を深めることがかなり大事です。

敵を知り己を知り戦えば100戦危うからず

孫氏の兵法より抜粋

の言葉があるようにストレスにどんなものが私自身にストレスを起こしてるかということを知ることがかなり重要となっていきます。

ストレスに対してこういう場面で私自身はストレスがかかるということ理解しておくと、ストレス自体を減らし、避けれるものは避けることができるようになります。

心が無になる時間を作る

人は物を考える動物です。

実際に人には理性があり生活をしている時に時間を使ってものを考えています。

私自身の意識にない状態でも無意識の状態でものを考えていることが多いのです。

無意識で考えていることの方が意識的に考えているものより多いのです。

ペンギンくん

無意識って大事だよね。

ただこのものを考えていることがストレスになることもあります。

実際になぜという言葉をずっと考えているとかなり疲れてしまいます。

そのため意識的に何も考えない時間を作るということが必要不可欠なのです

自分自身をケアする

自分自身をケアするということはリラックスする時間を設けることです。

現代の社会において身体を動かすことはかなりのエネルギーを生じます。

つまりこのエネルギーを元に戻す期間として心や体をリラックスさせる時間が必要不可欠なのです。

サポートを受ける

実際にストレスを感じた時に人に話したり外部の人で相談できる人に話すことがかなり必要になります。

サポートしてくれる人が一番大切

周りに相談できる人がいない場合は外部のサポートツールや他のサポートを行うことがかなり重要となります

頭を整理する

ストレスを感じるのは漠然と何をしたらいいのか分からない時に感じる傾向が多いです。そのため自分自身がどんなことにストレスを感じているのかをラベリングし可視化することがかなり必要です。このことで自分自身がどんなことにストレスを感じるのか客観的に知ることができます

運動する

運動することはストレスを解消することにも繋がることが多いです。

意識的に体を動かすことで交感神経が刺激され運動し終わった後に副交感神経がより優位になって体をリラックスさせることができます。

身体動かしてみるのがいいよね

マッサージを受ける

疲れた時やストレスを感じたときにはやはりマッサージを受けることも一つの大きな手段です。

身体もほぐれていい気持ちになる

やはり身体にこりが来たり身体に疲れが来ているとやはりストレスを感じやすくなります。日によってストレスに耐えれるときと耐えれないときがあるのもコンディションによる影響が多いかもしれません

お茶を飲む

疲れた時にはお茶や紅茶を飲むことも一つの手段です。

紅茶お茶を飲むことでゆっくりと何もすることをせずにただゆっくりお茶を飲むということを行うとリラックスすることができます

ストレス予防をする

ストレスに対処する方法はストレスが起きないように予防的に行動を起こすことです。例えば家族の問題が起きやすい状況であれば、その火種が大きくならないうちにしっかりと目を向け解決しようとすることです。

心と体はつながってると言われており実際に大きなストレスによって体の不調を起こすこともままあります。

現代のストレス社会においてうまくストレスと向き合いコントロールしていくことがかなり重要になるのです 

ABOUT ME
takadd02
 20代後半の現役医師です。仕事や人生をよりよく変える方法を発信したいと思い情報発信中。 2浪→適応障害になる→医学部→沖縄で2年間勤務→東京→千葉で勤務。 産業医の資格を取得済み。 依頼があれば,医療系記事など制作します。