皆さんはコミュニケーションと聞いて何を思い浮かべますか?
お互いの知覚や感情、思考をメッセージとして受け取ったり送ったりすることです。
当たり前のようにされている行為ですが、医者の中では人とのコミュニケーションに苦手意識を持っている方も多くいます。
悩みの原因の大半が、人間関係が原因とされており、同僚、先輩、後輩や取引先などとのコミュニケーションに悩むことも多々あるのではないでしょうか?
上手くいかないとキツかったりするよね
今回は、明日から実践できるコミュニケーション術の「きく力」について解説していきます。
人とのコミュニケーションで2つの大きな要素は
「きく」こと
「話す」こと
です。
この「きく」というスキルを身につけることで人間関係を円滑にすることができます。
そして、多くの人がコミュニケーション能力不足であることを認識していることが多いです。
実際、医師もコミュニケーション能力が足りない人も多いです。
コミュニケーションが上手くいかないと、
・ミスを誘発させたり、
・ミスが起きてもそれを円滑に伝えることができない
などが起きてしまいます。
つまり、生産性を上げるためにもこのコミュニケーション能力は必要不可欠なのです。
コミュニケーションで大切な【3つのきく】
・聞く
・聴く
・訊く
大事なことはこの3つの聞くを意識することです。下で詳しく解説していきます。
「聞く」とは
「聞く」とは、音楽や言葉を無意識に耳に入ってきたことを認識することです。英語のhearのニュアンスが近いです。
雷の音がきこえた、駅で流れている駅の放送がきこえたなどが具体的にはこのようなことが聞くに該当します。
「聴く」とは
「聴く」は意識して対象の音や言葉を感じ取ろうとすることです。
感覚として英語テストのリスニングに近いと思います。英語では「listen」がニュアンスとしては近いです。
相手の伝えたいことや言っていることを理解しようと、注意深く耳を傾けてきくことです。
「訊く」とは
「訊く」は
・自分の知りたいこと
・わからないこと
を明確にするために尋ねることです。
具体的にいうと、チェックシートによる質問や、YesやNoで答えることができたり、答えが何らかの明確に決まっていることが多い事も特徴の一つです。
つまり自分が問いを発してその問いに明確な答えをもらうことを言います。
コミュニケーションにとって大事なのは
・訊く
・聴く
の2つです。
訊くという行為は日常に人が何を本当に求めているのかを把握することに最適です。
実際、このスキルを鍛えていると、相手から必要な情報を引き出すことができます。
イメージとしては交渉人に近いです。
ただ、個人的に大事だと思うのは、聴くだと思います。
聞くという行為が大事な理由
相手が何を求めているのかをしっかりと意識して把握していくことが最も大切です。
人は自分の話を聞いてくれることに充足感を覚える傾向が高いです
そしてその中で最も大事なことが非言語コミュニケーションです。
・声のトーン
・表情作り
・身振り手振り
などのジェスチャーもこれに当たります。
実際に実験によると、他人から受け取る情報の6~9割が非言語的コミュニケーションに依存していると言われており、コミュニケーションを行うのに最も大事なファクターによります。
人によって胡散臭そうに話したり、誠実そうに見えて裏を返したら詐欺師みたいな人もこの印象も非言語的コミュニケーションによるものと言えます。
そしてこの非言語的コミュニケーションを鍛えることが、人間関係を円滑に行うために必要不可欠なことになるのです。
参考:
個人的な名著です。ぜひ読んでみてください。