今回は「分からない」と堂々と言えることが一番大事だというテーマで話していきます
皆さんの中にも「分からない」という言葉を中々仕事中でいえず、仕事上で困った経験は悩んだ経験をした人はいませんか?
私自身は分からないという言葉を言語化できずに悩んだ経験が多々あります。
実際に
周りからバカにされてしまう
仕事上のお客さんから信頼を失ってしまう
ということを気にしてしまい、その言葉を出すことができませんでした。
分からないという言葉を言うよりそこで知っているフリをしてなんとか乗り切ることが大事だと思っていました。
しかし、ある人が「分からない」と言っているところを見て分からないことは分からないと言えます。
素直に分からないと言えない理由とは?
「分からない」と中々伝えることができない理由は、こどもの頃から義務教育で「分からない」と伝えることは良くないことだと言われてしまっているからです。
受験勉強や学校の勉強でもあらゆる問題に取り組み、解答が決まっているものをより早くより正確に出した人が優秀とされてきました。
そのため、「分からない」と言う事柄に対して嫌悪感や劣等感を抱く傾向にあるのです。
しかし、大学を卒業して仕事をし始めると、世の中には「分からないことがあまりにも多い」ということに気がつきます。
実際に仕事は、勉強と違って明確な答えがあるわけではなく、状況によって正解だったものが不正解に変わったり、正解に変わったりしていきます。
そのため、自分だけで全ての状況を理解し、それに対応していくことは難しいのです。
分からないと言えないと仕事が捗らない
分からないと言う言葉を言えないと、周りから
・「わかっていないのにわかっているふりをしている人」
・「普段、何も言わないからわかっていると思ったのにやってみると何もできない
と言う評価をされるようになります。
実際に私自身がこの知ったかぶりする人でした。
周りからの評価を気にするあまり、分からないと言う言葉を出すこと自体が悪だと思ってしまい、なんでもかんでも自分自身で処理しようとしていました。
そんなことを続けていると、分からないのに分かったふりをする人と言うことになり周りからの信頼も得ることが厳しくなります。
そして、自分自身も「分からない」ことが増えすぎて、「何が分からないのかが分からない」という状況に陥ってしまったのです。
この状態になってしまうと、すぐには立て直すことができず、パフォーマンスは一向に上がりませんでした。
「分からない」と素直に伝えることができる人ほど、成長する
仕事において、「分からない」とちゃんと言葉で伝えることは実際に「分からないことが分からない」という悪循環から自分自身を解放するために必要な言葉です。
分からないという言葉と言ってかく恥は一度の恥です。ただ、分からないものを分からないままにしてしまうと、それは一生の恥になってしまいます。
しかし、ある先輩や上司に「分からないから教えてください」と伝えると、「それぐらい自分で考えろよ」と叱責されて落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
これを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
どこまで分からなくてどこまで分かっているのかをはっきりすること
このことが一番大事です。
そして、自分自身でネットや本で調べて情報収集したのちに、ここまで調べたんですが、ここからわからないとしっかりと声に出して伝えることです。
ただ、これを素直に言える条件としては
・周りの人に教えている
・自分が分かる範囲と分からない範囲で明確にして伝えている
・教えてもらったことはすぐにアウトプットしている
・得た結果をフィードバックしている
ということを意識することが大切です。
相手の立場に立って考えることが大事
「分からないから教えてください」という姿勢をどんな時もしてしまうことはあまり良くありません。
教えてもらうということは相手の時間を取るということにつながるためです。
口を開けてヒナのようにしていることは学生までは許されますが、社会人になるとそういう姿勢だと歳をとるにつれて厳しくなります。
分からないということを自信を持って伝えるためには、自分で調べ、どうすることが自分の成長につながるのか意識し、他人へ貢献するように行動してみることをこれを積み重ねることが大事となります。
最後に
私自身も含めて、人からどう見られたいかという視点でついつい行動してしまいがちになります。ただ、本当に一番大事なことは自分の成長にどんなことが繋がるのかということです。
そして、この「分からない」と言える人間になるということは自分を認めることにつながります。
正直、大人になると自分の非を認めるのが嫌になる傾向になります。
ただ、一番大事なことは相手の立場になってどうしたらいいのか考えていくことです。
そのことを意識して実現していくと自分の周りで自然と助けてもらえる雰囲気ができてくるはずです。