こんにちは、現役医師のTAKAです。
今回はストレスがどんなことから起きているのか、ストレスが続くとどう感じるのかをまとめていきます。
ストレスとは?
皆さんはストレスを感じたことはありますか?現在の世の中はストレス社会と呼ばれ、昔に比べてストレスを感じる機会が多いといわれています。
そして、ストレスにより不眠症になる人も少なくありません。
ストレスとは外部から刺激を受けた時に生じる緊張状態の事です。
外部から刺激を受けた
実際に、ほとんどの人がストレスを感じており、事実ある研究によると大人の33%が高レベルのストレスを感じていると報告されています。
そして、このストレスが続いてしまうと、身体や様々な症状が出てくるのです。
この記事ではその症状の中で代表的な11個のものを見ていきましょう!
1. ニキビ
ストレスを感じている時に、何故かニキビが多いなぁと感じたことはありませんか?
ニキビは身体に一番現れる
実際に、にきびはストレスがかかっている状態の時に最も目で見てわかる変化の一つと言われています。
このことは実際に多くに人がストレスを感じている時に、いつも以上に顔を触るためことに原因があると言われています。
この顔を触ることによって、細菌を顔全体に繁殖させてしまい、ニキビにしてしまうのです
過度のストレスがかかることによってニキビが悪化するという研究結果が出ています。
他にも94人の若者を対象にした研究によると、過度のストレスによってニキビが悪化したりすることの関係性が証明されたようです。
要約:様々な研究でにきびが過度のストレスによって増えたり、より悪化することが証明されています
2.頭痛
皆さんはストレスを感じた際に急に頭が痛くなったことはありませんか?
多くの研究で
が証明されています。
そして一般的な頭痛は他にも寝不足や水分不足によって引き起こされることが知られています。
要約:ストレスは頭痛の引き金となります。そして、過度のストレスが続くとより悪化していってしまうのです
3.慢性的な痛み
過度のストレスがかかることによって、一般的に痛みやニキビが増えるのです。
皆さんの中でストレスがかかって肩の痛みや他の場所に痛みが悪化した経験をしたことがある人はいませんか?
これは過度のストレスがかかることで、ストレスがかかったときに生じるコルチゾールというホルモンが上昇し、このことが痛みに関係しているようです
しかし、ストレスを解消したからといって、すべての痛みが解消されるわけではありません。
実際には様々な要素が慢性的な痛みに関係しているのです。
要約:様々な研究で、慢性的な痛みが過度ののストレスと関連しているといわれています
4. 頻繁に風邪をひいてしまう
皆さんの中で風邪をすぐにひいてしまう方はもしかしたらストレスが悪さをしているかもしれません。
ストレスは、風邪などの原因になる細菌などの異物を追い出す免疫系と関係していると言われています。
そのため、過度なストレスが続くと、免疫系に異常をきたし、細菌やウイルスなどを追い出すことができなくなるのです。
過度のストレスを感じている人と、ストレスを少ない人を対象に235人を対象にした研究によると、半年以上の期間を超えた際に、過度のストレスを感じている人のグループはストレスの少ない人と比較して、7割以上も感染症にかかりやすく、6割以上になんらかしらの症状が生じたようです 参考文献(英語)
このことからみても過度のストレスが病気に罹りやすいと言えます
要約:ストレスは免疫系と密接に関係しています。そして、研究によると、過度のストレスによって病気に罹りやすくなるのです
5. ストレスで疲れやすくなる?
慢性的な疲労感は身体のエネルギー消費を減らしてしまいます。
このような研究でも疲労感とストレスの間には因果関係があると示されています
他にも様々な研究でストレスと疲労感や不眠症との間に因果関係があることが示されています。
そして、このストレスを減らすことが疲労感や不眠症を解消するため必要なことなのかもしれません。
要約:ストレスは疲労感や不眠症と密接に関わっています
6. 性生活の変化
もしかしたら、皆さんもストレスを感じている時には性生活が減弱していると感じたことがあるかもしれません。
科学的にも実際に様々な研究で過度のストレスが性欲に影響を及ぼしていることが証明されています。
様々な研究において、性欲や他の満足感が過度のストレスによって影響を受けることが証明されています
7. 消化器系の問題
皆さんは過度のストレスにあったときにお腹が痛くなったことはありませんか?
下痢や便秘などの消化器系の問題は過度のストレスによって起きることもあるのです。
現在の日本では過敏性腸症候群や炎症性腸疾患などの患者さんが増えています。そしてこれらは腹痛やお腹の痛み、下痢、便秘などがおきたりします。
この病気に罹りやすい人の特徴の一つとして過度のストレスが関係していることが挙げられます
つまり、ストレスを減らすことでお腹の痛みを解消するきっかけになるかもしれないのです
要約:様々な研究によると、ストレスは下痢や便秘などの消化器の問題に深くかかわっている
8. 食欲の変化
皆さんはストレスを感じている時に無性にファーストフードやインスタント食品を食べたくなったことはないでしょうか?
他にもいろいろな研究で、ストレスを感じることによって食欲や食生活の変化が起きることが報告されています
おそらく、ストレスによってホルモンのバランスが変化してこのようなことが起きると考えられています。
要約:様々な研究でストレスと食欲の関係が証明されおり、ストレスを少なくすることでこのような悪影響を減らすことができると考えられます
9. うつ状態とストレス
皆さんはストレスでこころが暗くなったことはありませんか?
ストレスとうつには密接な関係があると考えられています
816人のうつ病の女性を対象とした研究によると、長期や短期間のストレスとうつ病には相関関係があることが示されています。 参考文献(英語)
しかし、忘れてはいけないのは過度のストレスがかかると、絶対にうつになるわけではなく、うつになりやすくなるということです。
つまりストレスはうつのリスクになるということです。
そのため、大切なことはストレスをうまくコントロールすることなのです。
要約:ストレスはうつ状態やうつ病と密接な関係が示されています
10. 心臓がドキドキする
皆さんの中にも自分にとって重大な出来事が起きる際に、心臓の鼓動が早くなった経験を持っている人がいるかもしれません。
要約:様々な研究でストレスがかかった状況では、心臓の鼓動が早くなることが示されています
11. 汗をかく
皆さんの中にも、ストレスを感じた時に手に汗をかいたり、背中に汗をかいたりしたことがあると思います。
このことは科学的にもストレスと汗との間に関係があることが示されています
理由としてストレスによって汗をコントロールしている交感神経が刺激され、そのことによって汗が生じていると考えられます。
要約:ストレスを感じた時に汗をかくことは様々な研究で密接に関係していると証明されています
最後に
ストレスはほとんどの人が生きていく中で必ず感じていると思います
このストレス自体が悪いわけではなく、ストレスがあることでヒトは成長していきます。
しかし、このストレスが過度であると、人体に影響を及ぼすようなことになるのです
このストレスをうまくコントロールすることが必要になってくるのです。
この記事が皆さんの生活に良い効果をもたらしたら幸いです。