心理

【カウンセリングはこころの予防】現役医師が解説‼︎カウンセリングの流れとメリットとは?

どうも現役医師のTAKAです。

突然ですが、日常生活でストレスを感じたことはありますか?

近年、サラリーマンメンタルヘルスの問題が社会問題になっていました。

そして、昨今、リモートワークが進み、自由な時間を持っているフリーランスなどのメンタルヘルスの問題も表面化しています。

実際、アメリカでは心を病む前にカウンセリングを受けることが常識になっており、日本でも少しずつカウンセリングを受けることが一般化されています。

カウンセリングを受けるとどんなメリットがあるの?

・「分かってもらえた」や「すっきりした」という経験を得ることができる

・言葉にすることで、自分の考え方行動パターンを振り返る機会を得ることができる

・カウンセラーによって自分自身にあった解決方法やマネジメント方法を学ぶことができる

厚生労働省:産業カウンセラーについて

などの利点があります。

また、カウンセリングと似た言葉でセラピーがありますが、決定的な違いは、カウンセリングは受けた人自身が相互で問題を理解していくところです。

カウンセリングの方法

・対面カウンセリング

・グループカウンセリング

・電話カウンセリング

・メールカウンセリング

・オンラインカウンセリング

・対面カウンセリング

カウンセリングは実際にカウンセラーと直接会ってカウンセリングを行う方法です。

言葉以外の表情や身振り手振りで伝えることができる

一対一であるためにカウンセラーの顔を見ながら話をすることができます。

また会話だけでなく顔や身振り手振りなどを使っていろんな情報をカウンセラーに伝えることができ自分の話したいことや悩んでいることが分かりやすく伝えることができます。

病院やクリニックなどに実際にカウンセリングを行うのがこのスタイルです。

・グループカウンセリング

複数の相談者が集まって行うカウンセリングです。

他者が問題としていることを知ることができる

相談者が他の相談者とも関わることによってグループの中で他人の捉え方を学ぶことができます。

同じような悩みを持つ人と話すことで共感を得て、自分だけではなく周りも同じような状況の人がいるんだということを理解することができ、 自分だけではないという考え方を持つことができます。

ただ私自身も経験ありますが、グループで集まる場にも出たくないという気持ちもあり、そういう精神状態の時はあまりお勧めはできません。

・オンラインカウンセリング

カウンセリングを受けたいと思っていてもなかなか外に出たくないという気持ちがあるかもしれません。

それは横のオンラインカウンセリングがオススメです。

気軽に家にいてもカウンセリングができる

地域の対面のカウンセリングの良くないところは自分自身に合ったカウンセラーがそのクリニックにいるのかということです。

心を打ち明けるのにやはり自分自身のフィーリングに合った人に話したいと思うはずです。

このオンラインカウンセリングは距離感なく人に会うことができるためにフィーリングに合った人を選ぶことができます。

カウンセリングの流れ

信頼関係を築く

ストレスに感じている問題を話しながら言語化する

到達すべき目標を明確にする

問題への介入を行っていく

今後に向けて解決方法を提示する

・信頼関係を築く

カウンセラーは、初めましての状態であると、お互い何を言ったらいいのかわからないため、安心して話せるような雰囲気作りをしています。

正直、自分でも初めて会う人にいきなり会ってすぐにセンシティブな問題を話すことは抵抗がありますよね。。

そのため、話しやすい環境を大事にしています。

・ストレスに感じている問題を言語化する

自分自身が何を不安に思っているのかを理解する手助けをしてくれます。

実際、漠然としたことで不安に思っていることもあり、その問題を第3者の視点で言語化していきます。

問題を見える化してくれる

・到達すべき目標を明確にする

問題を言語化したら、

・どの状態になればその問題は解決するのかと、

・どうすれば改善していくのか

など到達すべき目標を明確にしていきます。

・問題への介入を行っていく

その問題を解決すべき方法を相談しつつ、必要であれば第三者の助けも借りながら問題へ介入していきます。

・今後に向けて解決方法を提示する

ここまでを目指します。

人によってどういうカウンセリングの方法を取るべきかは違いますが、一般的にはこの流れを行っていきます。

カウンセリングが必要な状況4選

・考えて話すことができる場合

・ストレスの原因がはっきりしている場合

・経済的に可能な場合

・カウンセリングを必要と感じている場合

厚生労働省HPより参照

考えて話すことができる場合

話ができる状況であろうかということです。

カウンセリングは、患者にとって著しい負担になる場合にはカウンセリングを行うべきではありません。

一番は『心を休める』という意味の休養が大切になるのです。

一人で 物を考えてるとよりマイナスに考えてしまい堂々巡りになってしまいます。そういう場合に第三者であるカウンセラーの手助けを借りることで堂々巡りから抜けることができます。

ストレスの原因がはっきりしている場合

心が疲れてしまった経緯の中に、相談者の方の性格や物事の考え方などが影響していることはよくあります。

そして職場の環境が家の人を取り巻く環境が原因で起きていることもあります。

こういう場合、 薬物療法や一番大事な休養だけでは、症状の改善は認め一瞬はその人自身が健康的で前向きになったとしても、また同じような環境に入ることで同じように症状を悪化することがよくあります。

こういう場合は第三者であるカウンセラーなどを使っていく必要があるのです。

経済的にも可能な場合

 残念ながら医師以外によるカウンセリングは、 基本的に保険がきかないために相談機関にもよるかもしれませんが一回(60分)あたり1万円前後かかります。

そしてカウンセリング自体も一度で終わるのではなく継続的な使用が必要になるので患者さんの経済状況やカウンセリングを行う必要があるのです。

カウンセリングを必要としている場合

 カウンセリングは、セラピーと違い相談者自身が 問題を解決していくのを手助けするという側面が強いです。そのためカウンセリングを必要として主体的に取り組んでいく姿勢がないとなかなか効果は出ません。

カウンセリングの料金はどのくらい?

対面カウンセリング10,000円前後(60分)

オンラインカウンセリング 6,000~10,000円(60分)

相場としては上記の通りです。

カウンセリングはやはりお金がかかるということもあります。

ただ、個人的には身体を壊す前にそのような予防的な意味合いでカウンセリングを受けることは必要だと思います。

予防的にもカウンセリングは有用

正直、健康な身体やこころというのは、一度崩れるとなかなか元には戻りません。

また、一度崩した身体やこころを元に戻すのは莫大な時間と費用が必要になります。そのため予防的なことにお金を使うことは必要なのです。

カウンセリングでの体験を通して

正直、心が疲れたときに一度カウンセリングを受けてみることをオススメします。私自身、医者ながら適応障害も経験し、色々と消えたくなった経験もしました。

その時にカウンセラーの人に助けてもらい、なんとかしてきました。

実際に予防の意味合いでもカウンセリングを続けることは本当に有効だと思います。

そのため、もし悩んでいる人がいれば積極的にカウンセリングを使ってみてはいかがでしょうか?

この記事を読んでいる人が自分自身の思い描いた生活を送ることができることができれば幸いです。

ABOUT ME
takadd02
30代前半の医師です。ヘルスリテラシーの向上を目的に活動しています。 2浪→岡山→沖縄で2年間勤務→東京→千葉→愛知(地元) 加えて今は、ヘルスケアスタートアップでコンサルタントとマーケティング業務をしています。