皆さんは振り返りをしたことはありますか?
振り返りって反省すること?
振り返りは次に生かすために行うことだよ
個人として生活の中での振り返りも勿論ですが、何かしら仕事の中やプロジェクトを振り返ることが自分自身の学びを深めることが可能となります。
この「振り返り」はしっかりと意識することでマイナス思考ではなく、プラス思考に繋げることができるのです。そして、この「振り返り」を意識することで一つ一つ、大きな学びにつながるのです。
効果的な振り返りの手法とは?
1.時間を作る
正直、この時間を作ると言うことが本当に大きなハードルになることが多いです。
実際、仕事もしている状況で毎日1時間、時間を作ると言うことは無理だと思います。
ただ、寝る前や起きてから10-15分でもいいのでこの振り返りの時間を作ると、人生にとってプラスになります。
実際、なかなか時間を作るのが難しいと思っていても、自分の時間割を作ってみると意外とスマホを使ってアプリをしている時間やネットサーフィンをしている時間など隙間時間がかなりあると気づくことが出来ると思います。
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小さなスタートでもいいので、振り返りの時間を意識的に作ってみてください。
2.振り返る質問を決める
それでは振り返る時間を作ったら何について振り返れば良いのでしょうか?
これが本当に大事です。漠然と1日起きた出来事を振り返るのではなく、振り返りの目的を決めた上で質問内容を決めることが効果的です。
自分の行動や、チームで行っているプロジェクトについて効果的に振り返りをしたい場合には
「どうしたらより効果的に作業を進められるのか?」
「周りの同僚などにどうすれば手伝うことができていたのか?」
などを意識することです。
自分の将来の目標や、達成したい価値観についてわかっている方はそのことについての目標を持つことも効果的です。
何か漠然として生きているよりも何かしらの目標を持って生きているだけで自分の成長を実感できるようになります。
3.振り返りのフレームワーク:①KPT法
ネットで調べると、色々な振り返りのフレームワークがあると思います。ただ個人的には自分に合った方法を選べばいいと思います。
私自身がJICAやWHO などでもされているKPT法について説明していきます。
このKPT法は、Keep・Problem・Tryの頭文字をとったフレームワークです。
実際にプロジェクトの進捗や目標達成に対してこの3つのフレームワークでまとめていきます。
・Keep:今後も続けるべきこと
・Problem: 抱えている問題
・Try:次にトライすること
プロジェクトごとでやる際には、付箋を使って行うことが多いですが、個人でやる際にも自分の目標を可視化することができ、具体的な課題やそれらへの行動が見えてきます。
一番大事なことは、自分の課題や目標を可視化することです。
実際に不安に感じる原因の大きな部分は、何が足りていないか、何をすればいいのかと言う部分の意識が不足していることが原因になっていることが多いです。そのため、この方法を作ることでこのことを達成することができます。
4.自分に合った時間や方法を試す
人によっては夜に振り返ったりする方が向いている人や、朝に振り返ることが向いている人がいると思います。
また、日記や付箋を使って自分で書きながら振り返り方法が向いている方や、通勤中に振り返る方や、人に話しながら振り返ることが向いている人がいるかもしれません。
一番大事なことは自分の特徴を意識し振り返りをすることです。
忙しい仕事をしていると、ついつい振り返りは後回しになりがちです。ただ、この振り返りは自分の成長を再認識することができたり、自分が何ができていて何ができていないかを文字に表すことで可視化することができるのです。
可視化する作業を通して自分が何を不安に感じているのかも客観的に知ることができます。
私自身も含めて、漠然とした不安がメンタルに影響を及ぼすことが多いのではないのでしょうか?
終わりが見えないトンネルを歩いている時ほど怖いことはありません。この終わりが見えないトンネルに蝋燭の光を灯すような役割をするのがこの振り返りなのです。
振り返りとは?振り返りの重要性と手法についてのまとめ
振り返りの重要性についてまとめてきました。
実際、振り返りをしていく上で本当に大事なことは、次に生かすことです。失敗を客観的にみて次に生かすことが一番大事なことと言えます。
この記事を読んでぜひ振り返りを実践して次に生かせるような機会になれば幸いです。
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