概要
みなさんは部屋の温度をいつも何度にして生活していますか?湿気の多い夏や、乾燥していて寒い冬の季節などには眠れなくてイライラした経験はありませんか?今回の記事では眠るために最適な環境はどんなものがあるのかについて焦点をあてて書いていきたいと思います。
長く眠るためにもっとも最適な温度とは
蒸し暑い環境や、極寒の環境ではヒトはうまく眠ることが難しくなりますよね。
しかし、電気代の節約をしたいと思った時にはエアコンなどの空調機器を夏であれば温度を下げすぎないようにし、冬であれば温度を上げすぎないようにするかもしれません。
科学的に、どの季節にも室温には最適な温度があると言われています。
一般的に、部屋の温度は快適に睡眠を取るためには、約15℃~19℃ が最適とされています。
また、ヒトの身体は寝ようと横になった時に、快適な睡眠に入るために、自動的に体温が下がることが知られています。
蒸し暑いと中々寝ることができなかったりするもんね
部屋が適切な温度であれば、この体温を下げて快眠にする過程を促進するのです。みなさんの中にも部屋が暖かい時よりも寒い方が眠りにすぐ付けると感じたことがあるかもしれません。
これは科学的にも証明されており、人間は暖かい時よりも寒い時の方が眠りに早く付けると示されています。
要約:科学的にも人間は部屋が暖かいよりも冷たい時の方がよく眠れるようです。そして部屋の温度はうまく眠るために最適な温度があるのです。
どうしてヒトは冷たい時のほうが眠りにつきやすいのでしょう?
実際に脳の機能をパソコンやスマホに例えてみるとわかりやすいかもしれません。
みなさんは1日中、スマホやパソコンを使っていると、熱を持っていることに気づいたことはありませんか?
脳にも1日中活動をしていると同じようなことが起きるのです。
そしてスマホやパソコンには冷却機能を担っている機器が付いていることに気づくかもしれません。脳にも冷却機能も担っている髄液という液体や汗があるのです。そして、眠りにつく際には、脳の機能を抑えるために起きている時よりも脳を冷やす必要があります。加えて、脳が含んでいる熱を逃げやすくするために部屋が冷えている方が都合がいいのです。
要約:脳は日常の生活を行うためにエネルギーを利用しています。そして、エネルギーによる熱を冷やすことで上手く眠りに入っているのです。
上手く眠りに入るには
部屋の温度が最適温度にしても、もしかしたら上手く眠れない時があるかもしれません。
その時は以下に載せたことを一緒にすると、上手く寝むることができるかもしれません。
・足下に暖かいお水を置く
・靴下を履く
なぜこのように足を暖かくするといいのでしょう?この理由は足を温めると、血流の流れが早くなり、そのことによって体内温度が眠ることに適した温度まで下がるためと考えられています。
要約:血流を良くして体温を下げやすくすることが眠るために必要なのです。
実践してみよう
上手く眠るためにもっとも必要な事は身体を最適温度にすることです。この事を達成できることであればどんな方法でもいいのです。逆に脳をよく使う作業を寝る直前に行うと、上手く眠ることができなくなってしまうのです。この文章が皆さんにとって有益なものとなれば幸いです。参考文献:UPTODATE、ハリソン内科学